御曹司の躾作法-01-

  派手な呻き声を上げて、男が地面に頭から突っ込んだ。   朝から時間をかけてセットしたであろう金髪モヒカンは砂に塗れ、逆立てた髪は地面に擦れてぺたりと沈んだ。   すぐ側にはヤンキースタイルに学生服を改造した男達も複数

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上手と下手

超えられない壁。   沖縄の春の日差しは本州での初夏に相当する。四月も下旬になれば海で泳ぐことができ、照りつける日差しは肌を焼く程に強く痛い。   視界に飛び込む景色全てが陽光に刺され輝いて見える鮮やかな色彩は、慣れたと

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憧れの代償

その視線の先を知りたい。 「納得いかねぇ」 「何が」   バーカウンターの上に乱暴に置いたグラスの氷が音を立て、ぶつかり踊った琥珀色の液体が跳ね黒檀の上へと飛び出した。   淡い照明に照らされ艶めく液体は鏡面仕上げのカウ

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いつか叶う夢

欲しいものと、なくしたくないもの。  東城会本部の門を潜った先には大勢の組員が、建物入り口まで両脇に並んで到着を待ち構えていた。進むに従い、恭しく腰を折る黒服の壁が増えて行く。事前連絡の賜物であったが、連絡なしに来れば文

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コンビニはお好き?(大×桐)-02-

 コンビニで買った安物のロープが軋んで音を立てた。   桐生が自らの身体の下敷きになった両手を動かしロープを外そうと試みているようだったが、簡単には解けないようにできている。関節を外しでもしない限り、外れることはない。

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コンビニはお好き?(大×桐)-01-

「桐生さん!待ってくれよ!」 「何で遅れるんだ?大吾」 「アンタ走んの早いんだよ!たまに通行人ぶっ飛ばされて転がってんじゃねーか!」 「そうか?皆避けてるだろ」 「いやいやいやいや…まぁチンピラ共を相手にすんのダリぃから

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