「あ、あなた!いつもありがとうございます!」
「え?…あ、ああ…」
「今日は中級編のテキストがありますよ!2万円でどうでしょう?」
「…2万か」
「うちの英会話は使える英語だけが入っているから覚えやすい!これさえ覚えておけば安心です!」
「そうだったな」
「フフ、実際にお役に立っているようですね?いかがですか?」
「…よし、買おう」
「ありがとうございます!Have a nice day!」


「親っさん!」
「……」
「あんたは、風間の親っさんじゃないのか!」
「…Youが桐生一馬か」
「あぁ…」
「Beautiful eyes…」
「え?」
「Like I heard from my brother before.」
「……(明らかにドヘタクソな英語だが、英語であることに変わりはない…!確か英会話のテキストに…)」
「?」

「Don’t love me.」(俺に惚れるなよ)

「……!」
「……(む、違ったか…!?)」
「俺にそういう趣味はない!」
「は!?どういう意味だ!」
「……」
「……」
「…Youは不思議な男だ、桐生一馬…」
「何故?」
「……」
「あっ!待て!あんたは何者なんだ!…行ってしまった…。英語か…勉強しておくべきかもな…」

 後日「英会話ラブ編テキスト」を5万5000円で購入し、「英会話講師編テキスト」を25万円で購入してサブストーリーが「終」になった桐生の姿があるのだった。


END
「ビューティフル・アイズ」の瞬間にコーヒーを噴出したのはいい思い出。
何十年もCIAにいたくせに、ジャパニーズイングリッシュすぎる譲二がマジカルすぎた。
桐生さんは意味理解してなかったことが後日明らかに。萌え。

アメリカから来た男

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